メガネ大学のブログ

メガネかけてますがアホです。かしこくなりたい。

体罰はよくないねって話

べつに今現在教員をしているわけでもなく、過去にも教育に携わるような仕事をしていたわけでもないのだが、いちおう教育学部卒ということで教育とか子育てとかについて、ヒマな時とかにふと思いを巡らせることがある。
今回は「体罰」について思ったことを書いてみる。

最近よく教育現場での体罰の是非について話題に上ることが多い。
ちょっと前に、とある高校で生徒が教師に対して暴力を振るっているところを映した動画が連日ニュースで流れたことがあったが、あの時のネットやワイドショーの論調は、暴力を振るった生徒への批判がほとんどであったと記憶している。(あと学校側の対応とかも色々言われてたけど)

こういった校内暴力や学級崩壊が増えたのは、教師が生徒にナメられているからではないのか?それなら、少々の体罰は容認すべきではないのか?
といった意見を持つ人も多い。
というか、年配の人なんかはむしろそっちの方が大多数だろう。
僕も年上の人から「昔の先生は怖かった」「悪いことをしたら体育館裏でよく先生に殴られたもんだ」なんて思い出話を聞かされた経験も数知れず。


ちなみに僕個人的には体罰には反対だ。

いや、問題を起こす生徒に対して何らかの罰を与えることは必要だと思うよ?
そりゃあ教師だって人の子なんだから生徒に対してイラッとすることもあるでしょう。
ただその罰が体罰という形であってはならないと思う。

そもそも「授業妨害1分あたり平手打ちを2発与えるものとする」みたいなルールとか明確な基準があるわけでもないし、同じ平手打ちでもプロレスラーの蝶野みたいな先生とエスパー伊東みたいな先生とでは、一発の重みが全然違う。(物理的に)

暴力というのはどうしても加減というものが難しいし、感情によって左右されやすい。
行き過ぎた体罰によって、それを苦にした生徒が自殺したという悲しいニュースも過去にあった。

教師個人の体格や身体能力、そして感情や思いによって加減が変わってしまうような罰は、罰として適当ではない。

これが僕が体罰に反対する理由だ。



どうしても体罰が必要だ!っていうことなら、さっきもチラッと書いたように、それぞれの問題行動についてどんな罰を与えるかを明確にして、あとは

文部科学省公認ゲンコツマシーン」
とか
「電流が流れる制服」

とか、そういう体罰グッズを開発して全国一律、もしくは都道府県ごとに統一で設置するなりなんなりするしか方法が無いんじゃないかな?と思う。



…もしそうなれば近い将来、教育委員会とかが会計検査院の調査官から「このメーカーのゲンコツマシーンを採択した理由は?選定基準は何なの?」とか色々質問を受けるという未来も有り得るということか。

想像したらなんかちょっと面白かった。